フランスにおける本格的なワークウエアの歴史は18世紀の産業革命と共に始まります。それまで農業や手工業に従事していた人々が産業分野に爆発的に流入した結果、怪我や事故等の発生件数も飛躍的に増加し、大きな問題となっていました。ワークウエアの歴史はそれら多くの危険から人々をを守るための戦いの歴史とも言えます。人々が丈夫で安全性の高い作業着の登場を待ちわびる中、ある製鉄所でひとつの生地が作業着として用いられ、その安全性と耐久性からワーカーたちに愛用されるようになります。かすかな光沢を伴い、密度高く織り込まれたその生地は、見た目がモグラの皮に似ていたことからモグラの皮=MOLESKINE(モールスキン)と呼ばれました。

モールスキンは製鉄所での作業中、飛び散る溶けた金属が多少付着したぐらいではビクともせずに工員を守る事が事ができ、当時としては画期的な耐久性を誇りました。
モールスキンはあらゆる作業場で理想的なワークウエア用の生地として利用されるようになり、フレンチワークウエアのアイコンとなっていきます。

時を経て現在、モールスキンはその手間のかかる生産工程から、この用途に用いるには高級すぎる生地となり、他の廉価な生地にその座を受けたし、作業着としての役目を終えます。
しかし、使いこむほどに味わいを増していくその生地は、デニムにも通じるエイジングを伴い、所有する喜びと育てる楽しみに溢れたものであり、ファッションとしても大変魅力的な物です。

ル・トラヴァイユール・ガリスではこの象徴的なアイテム群を“BLEU DE TRAVAIL”=“働く「青」”と呼び、彼らのシンボルとしてコレクションを展開しています。
彼らの商品は今もなおフランスで生産される伝統のモールスキンを用い、フランスの歴史あるファクトリーにて製品化された物です。

本物が持つオーラと息吹をお楽しみください。

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